これは便利!slack で会話の迷子から解放されるスレッド機能の概要と使い方を紹介
概要
slack にスレッド機能が追加されていたので、ざっくりとまとめてみた。
この機能は、Web アプリケーションから段階的にリリースが行われるらしい。とは言え、数日で使えるようになるそうなので、もうみんなの Slack でも使えるようになってるはず。
Slackが会話にスレッド化を導入―エンタープライズ・チャットが大きく進化
スレッドの機能
slack で大人数のチャンネルで会話をしていると自分の発言が他の会話に埋もれてしまうことが良くある。また、他人の会話が無意味に通知されてきて、自分の作業に集中できなくなり、泣く泣く通知をオフにしてみたり、相手の前回の発言を探し出すのに四苦八苦したりもしていた。今までは、チャンネルでトピックを付けてみたり、都度、Mention で呼び出すなど、ユーザそれぞれが涙ぐましい努力を行ってきたわけだが、どうやらそれも終わりを迎えるらしい。
スレッドでは、これらの問題を解消するように、次の機能を提供している。
メッセージをスレッド化
スレッド化したいメッセージを選択すると、右上に、「Start a thread」のアイコンが表示されるので、そいつをクリック。それだけ。 右側に、Thread ビューが表示されるので、以後の会話はそちらで行えば良い。スレッド上の会話は、分岐元のチャンネルには通知されない。
スレッドのフォローとアンフォロー
作成したスレッドや、他の人の作ったスレッドに参加すると、左上の「All Threads」に対象のスレッドが表示されるようになる。この状態をフォローと呼ぶ。
フォローしたスレッドに新しい投稿などあれば、通知を受け取ることができる。
逆にスレッドへの参加を辞めることをアンフォローと呼ぶ。アンフォローするには、「All Threads」でスレッドの一覧から対象のスレッドを選択し、「Unfollow this thread」を選択する。アンフォロー後は、スレッドの更新は通知されなくなる。
派生元チャンネルにも通知
スレッドで投稿時に、「Also send as #channel」のチェックボックスを有効にして投稿すると、派生元のチャンネルにも投稿される。スレッド上の会話はチャンネルには通知されていないので、この内容はみんなにもフィードバックするべき!と言うときに使える。
スレッドを利用する際の注意点
元のチャンネル側には表示されません
スレッドの大きなメリットでもあるが、スレッドでのやり取りは、元のチャンネル側には表示されない。このため、過度にスレッドを利用すると、slack 自体のオープンなメッセージングのメリットが損なわれてしまう。
スレッド化が目立たない
発言をスレッド化してもスレッド化したことが目立たない。古い発言を元にスレッドを立ててもまず、他の人からはわからない。スレッド作ったからこっちで!みたいな誘導が必要。
フォローしていないスレッドは存在すら見えない
フォローしていないスレッドは、その存在すら見えない。スレッドが乱立するとまとまりは良いのかも知れないが、オープンな会話はある程度制限されてしまうだろう。
まとめ
数々の問題点を解決してくれたスレッド機能だが、同時にオープンな場を制限する場面もある。作成する際には誘導を忘れず、ご利用は計画的に。